若尾利貞の作品を買取ります
若尾利貞は岐阜県出身の昭和~平成時代に活躍する日本の陶芸家です。
美濃焼の中でも鼠志野の第一人者として知られる若尾利貞は、美濃桃山陶の研究とその表現に努め、雅の世界を取り入れた独自の世界観で人気のある作家です。
鉄絵具である鬼板の施釉方法と微妙な焼成技術により色調を変化させる意匠は、若尾利貞が独自に開発したもので、非常に優れた作陶技術の上に成り立っています。
若尾利貞は、荒川豊蔵、鈴木藏、加藤卓男などと美濃焼を代表する作家としてその名を連ねています。
美濃桃山陶に心奪われ、陶芸家を志した若尾利貞は、働きながら独学で技法を習得し、美濃桃山陶の研究に励みました。
こうして数々と美術展や作品展に出品しながら活動の場を海外にも広げ、スウェーデン・ストックホルムでは個展を開催しています。
また、イギリスのアルバートミュージアム、スウェーデンのストックホルム美術館、そして日本の国立近代美術館に作品が永久保存されています。
近年では個展を中心に作品を発表しており、全国の高島屋、松坂屋などの大手百貨店で開催し、日本的情緒とモダンな造形を融和させた作品で大きな反響を呼んでいます。