琴について
いわの美術では様々な和楽器をお買取りしていますが、その中で今回は多くのお問い合わせがある琴についてご紹介致します。
琴は日本の伝統楽器の一種で、古くから用いられ、弥生時代の時には既に存在していたと伝えられています。
現在日本には各地に、弥生時代の遺跡が存在し、その中から琴のような残片がいくつも見つかっているのです。また、古墳時代の埴輪にも琴を弾く姿などが描かれているそうです。
遺跡から発見された琴は、5本弦で頭から尾にかけてやや広がる形、尾に弦を留める突起物がある物が多数発見された事から、琴の仲間和琴の原型ではないかと言われています。
この事実から弥生時代には琴のような物が使われていたと言われました。
現在一般的に使用されている琴は、奈良時代に中国から伝わったとされています。
琴 歴史
和琴の原型が弥生時代に使われ、現代の琴は中国から奈良時代に伝わったと言われています。
平安時代には貴族の教養の為として用いられてきましたが、鎌倉時代以降には貴族の権勢が衰え僧侶が力を持ち始めた事で、寺院音楽用の専門的な楽器として世の中にひろまりました。
その後、絵画や茶道など美術的発展が多くなった室町時代には、琴も教養の目的だけではなく、芸術的な音楽性などを追求し始め、室町時代後期には多くの曲が作られました。
室町時代の音楽性を追求した文化がなければ現在の琴での素晴らしい演奏など存在しなかったでしょう。
琴買取
いわの美術では琴などの和楽器をお買取り致します。
琴の買取に関しましては、三味線と同様に綾杉彫と呼ばれる彫りが入っていますと本番用となるのでお買取り対象となります。
逆に琴の練習用は、すだれ彫りという彫りが施されています。
琴をご売却お考えでしたら、まず琴の裏面の穴から除きどのような彫りがされているかを確認頂けますと買取りがスムーズに進みます。
三味線同様に、本番用ですと買取り対象になりますが、練習用ですと買取りが出来ませんのでご注意下さい。
品物を見てもわからない方は品物全体と裏の穴から内側の写真を撮って頂き、メールにてお送り頂けますと査定スタッフがしっかりと拝見してご連絡致します。
※大正琴などはとても良いお品物でない限りお買取りが出来ませんのでご注意下さい。
