今回お買取りの中から紹介するのは、江戸末期に生まれ大正にかけて活躍した日本画家である渡辺省亭の掛軸『花鳥図』です。
渡辺省亭は日本画家として初めてパリ留学に派遣され、その経験から日本画・洋画の両方の要素を含む新しい配色と表現で特に外国人に好まれ、多くの作品が海外に流出してしまいます。
パリから帰国後は吉原出身の妻と結婚する傍ら、アトリエと称して別の妻を囲い、30年間二重生活と絵画作成を自由気ままに楽しみました。
いわの美術では渡辺省亭の花鳥画をお買取りしております。