【柳原良平『アンクルトリス』切絵】アンクルトリス・切絵 買取作家・取扱い一覧

柳原良平『アンクルトリス』切絵

柳原良平『アンクルトリス』切絵
作家名
柳原良平 (やなぎはら りょうへい)

お品もの詳細

アンクルトリスは1958年に柳原良平によって誕生した、サントリー社トリス シリーズのおじさんキャラクターです。


若い頃からウイスキーを嗜み ハイボールは作るのも飲むのも好き、というアンクルトリスは、小心者だけど時々思い切ったところもあります。


昭和の高度成長期に ハイボールで1日の疲れを癒やすシンボルとして絶大な人気となり、60年のロングランを重ね、令和の今はレトロ可愛いおじさんとして再注目を浴びているキャラクターです。



 柳原良平

柳原良平は東京生まれですが、6歳からは父親の仕事の関係で京都・兵庫・大阪で過ごします。


神戸の港で見た船をきっかけに無類の船好きとなり、スケッチする為に週末は神戸に通っていたそうです。


海運会社で船を描く仕事に就くことを希望していたのですが、そのような仕事は当時の日本では見つかりませんでした。



京都市立芸術大学に入り、オーストリア人の上野リチの講義に影響され、後にオリジナルな手法である切絵が誕生します。


卒業後は壽屋(現・サントリー)に入社し、アンクルトリス(トリスおじさん)のデザインを手掛けたのは柳原良平が27歳の時でした。


そのアンクルトリスで『毎日産業デザイン賞』『広告電通賞』などを受賞し、イラストレーターとして確固たる地位を築きます。



アンクルトリスをデザインした翌年にはサントリーを退社し、船や港に関する作品を数多く発表するなど、幅広い分野に活躍の場を広げました。


サントリー退社後もアンクルトリスの作品は続けており、船や港で微笑むアンクルトリスが多く描かれています。


作品は切絵の他、油絵、水彩画、リトグラフなどがあり、今回お買取りした『アンクルトリス』のような切絵の作品は、その独特の手法から中古市場でも需要が高いお品です。



 横浜と柳原良平

柳原良平はサントリー退社の数年後の1964年から晩年の2015年まで、毎日船が見える横浜の山手に住み続けました。


横浜からインスピレーションを受ける一方で、自身も横浜に影響を与えています。


今では馴染みの深い横浜の『みなとみらい21』という名前の選考に関わっており、柳原良平が一度は選考落ちした『みなとみらい21』を取り上げたことから注目を浴びることとなり、選出に至りました。


そしてそのみなとみらいで、柳原良平の常設展示室『柳原良平アートミュージアム』が2018年にオープンしています。


2020年にはUNIQLO PARK 横浜ベイサイド店の開店記念として、柳原良平デザインTシャツ62柄が発売されました。




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いわの美術では柳原良平の作品のお買取りを強化しています。


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