パイプを楽しむための小道具 その1
パイプを満喫するためには、小道具も大切です。パイプを上手く使いこなし、楽しむための小道具であるパイプアクセサリーには、色々と道具立てが必要絶対必要なものと、あれば便利なものとがあります。
タンパー/コンパニオン
タンパーはパイプのボウル内の火種を調整するための小道具で、パイプを吸うための必需品です。タンパーは煙草の火種を移動したり、着火時盛り上がったたばこを押さえたり、灰を押したりして、煙草の表面をならすなどして調整します。
煙草の火種を押す部分があれば目的は達せられますが、これに針状の部分をつけた形式が最も多くみられます。面と針の部分は金属製がほとんどで、携帯のために折りたたんだり、カバーをつけたりするものもあります。ポケットに入れて携帯することが多いので、かさばらず、軽く趣味のよいものが好まれます。
コンパニオンはタンパーの機能に固まったカーボンを削り取るナイフ、喫煙後の火皿内部に残っている細かい残滓を削り出すスプーンなどの道具をセットにしたもので、持っていると便利なものです。
パイプクリーナー(モール)
細い針金に綿、化繊などの糸を撚り合わせた棒状のものです。煙道につくタールや水分を取り除き、掃除をするための必需品です。
クロス
パイプについた汚れを拭くための布で、柔らかいものが好まれます。セーム皮やポリッシュクロス、マイクロファイバー(超極細糸)製の布などがあります。
パイプ用ライター
マッチや普通のライターでもパイプのシェイプによっては十分間に合いますが、パイプ用のライターはパイプに着火しやすいように、火が横方向に出るようになっています。いろいろな形式があり、ガスライターやオイルライターなどがあります。
タバコジャー
パイプ煙草を保管しておくためのもので、陶磁器、木、金属、ガラス製のものなどがあります。蓋にコルクやゴムなどがセットされて密閉する構造になっています。かつて欧米では、パイプ煙草が店頭で計り売りするものであったため、買ってきた煙草を保管するためのタバコジャーは必需品でしたが、現在ではその必要度は減ってしまっています。
また、ジャーの蓋裏についているスポンジなどに水を含ませて、乾燥しすぎた煙草を適度に湿った状態に戻すために用いられたりします。
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