ダンヒルパイプ~買取査定のポイント
ダンヒル(Dunhill)というと、一般的には高級メンズファッションブランドとして世界に名を馳せていますが、パイプ愛煙家の間では、イギリスパイプといえばダンヒルを連想するほど、高級パイプブランドとしてその名が知れ渡っています。
英国王室御用達のダンヒルパイプは、吸い口に付けられたホワイトスポット(=白い点)がトレードマークとして有名です。
ダンヒルパイプの歴史
ダンヒルは、1907年初代社長アルフレッド・ダンヒルによってイギリス・ロンドンの中心部デュークストリートに創設されました。当初、顧客のためのパイプタバコ「マイ・ミクスチャー」を販売し、好評を得た後の1910年からパイプの製造を始めます。
ダンヒルパイプのトレードマークのホワイトスポットが最初にマウスピースにつけられたのが1912年で、1920年代前半には”THE WHITE SPOT”が商標登録されました。
そして、1921年には英国王室御用達をプリンスオブウェールスより授与され、以後、ダンヒルの名は高級パイプの代名詞として、現在まで知られています。また、サンドブラストのパイプをつくり、この仕上げを世に認めさせたのもダンヒルの功績とされています。
ダンヒルパイプの刻印
ダンヒルパイプの特徴は、”ザ・ホワイトスポット”と呼ばれる白い点のほか、シャンクに押された克明な刻印があります。 そのシャンク側面の刻印をみれば、そのダンヒルのパイプが何年に製造され、何の種類かを判別することができます。
比較的最近の2009年のダンヒルパイプの刻印を例にとると、4桁の数字が打たれています。この4桁の最初の数字はボウルの大きさ、2番目はマウスピースの形状、その後ろの2桁の数字はパイプのシェイプを示しています。
年号は、原産地のMADE IN ENGLANDの後の数字で表記されています。仕上げ(フィニッシュ)方法は、フルネームで刻まれますが、かつては「R=ルート」「S=シェル」などアルファベット1文字にて表記されていました。
刻印は年代により変りますが、専門家によると、シェイプナンバーが4桁、5桁の場合は(例外もありますが)、1975年以降製造されたものとされ、1~3桁の数字またはアルファベットのシェイプナンバーの場合1975年以前製造となっています。
また、商標番号(Patent No.)を示す数字があるかどうかによっても年代がわかり、Patent No.がない場合1955年以降、ある場合1954年以前となっています。
ダンヒルパイプ・買取査定のポイント
ダンヒルのパイプには、20世紀初頭から常に刻印が刻まれています。正確な年号判断は専門的知識を要しますので、ダンヒルパイプの買取査定の際は、パイプ全体の写真のほか、刻印部分の写真もあわせてお送りいただけますと、買取査定がスムーズに運びます。
ダンヒルのパイプは、現在は登録商標された「The White Spot」というブランドのパイプメーカーになっており、2010年を最後に、dunhillの刻印の入ったパイプは製造されていません。これは、ダンヒルがスイスのリシュモングループの傘下に入り、高級ファッションブランドとして、喫煙関係の製品と距離をおくようになったためといわれています。
今後はdunhillの刻印の入ったパイプは製造されない見込みとなっています。買取をご希望のダンヒルのパイプの中にdunhillの刻印の入ったものがあれば、状態やお品物により高価買取も期待できる場合もあります。
中古のダンヒルパイプも買取しております
高級パイプに属するダンヒルのパイプは、喫煙用としての需要だけでなく、コレクション用としての需要もあり、中古であっても保存状態やシェイプ、デザイン、箱や袋など付属品有無により高価買取の可能性もございます。
ヤケや変色などがあると買取査定額に影響してしまいますが、少しでもよい買取評価となるよう、査定に出す前には出来る範囲でクリーニングをしておくことをおすすめします。
ダンヒルパイプの買取なら~LINE買取査定が便利
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