遺品整理は、亡くなった家族の持ち物(遺品)を整理することを指します。遺品整理を行う機会はそう多くはないため、方法や遺品整理業者の選び方について詳しい方は少ないことでしょう。
そこで今回は、遺品整理業者の選び方や依頼方法、一連の流れや注意点についてご紹介します。
遺品整理業者の選び方
遺品整理を考える場合、遺品を運搬するだけなのか、廃棄するのか、売却するのかで選択する業者が異なってきます。今回は、遺品を売却することに注目した選び方をご紹介します。
まず、「許認可」を持っている業者は、比較的信用できる業者である可能性が高いといえます。遺品整理を行う業者が「古物商」の許認可を持っているか確認しましょう。
次に、遺品整理の流れや見積もり・料金を明確に定めているかどうかを確認します。
遺品整理では、「見積り時にはなかった追加料金を後から請求された」など、料金トラブルに関する意見がしばしば見られます。業者サイトでの下調べはもちろん、見積もり依頼の段階で追加料金の有無について問い合わせておけば、トラブルを防ぐことができるでしょう。
遺品整理の依頼方法
遺品整理の依頼方法は、大きく分けて2通りあります。
1つ目は、葬儀屋から紹介を受ける方法です。この方法は、葬儀屋とつながりの深い業者を紹介してもらえるため、ある程度信用できる業者に依頼することができます。ただし、自分が求めるサービス内容や料金設定ではないこともあります。
2つ目は、自分で検索し、ホームページや電話などで依頼する方法です。この方法は、自分が求めるサービス内容、料金設定に合う業者を見つけやすい方法といえます。
しかし、見つけた業者が信用できるかどうかを判断することが難しい場合もあるため、「ホームページや口コミで評判を確かめる」「依頼の段階でしっかりと質問する」などして、依頼する前に入念な準備を行いましょう。
遺品整理の流れ
遺品整理の大まかな流れは、次の通りです。
まずは、電話やメール、ホームページの依頼フォームから依頼します。「どの遺品を処分しどの遺品を残すのか」などのヒアリングが行われ、それから遺品の量や種類のチェックが行われます。
その結果を元に見積もりが作成され、その見積もりに納得した場合は契約となります。契約前には、再度見積もりや当日の流れについての確認を行いましょう。
遺品整理当日は、打ち合わせ通りに遺品の整理が行われます。代金に関しては、当日支払いや事前支払いなど、業者によってさまざまです。打ち合わせの際に確認しておきましょう。
遺品整理業者を選ぶ際の注意点
遺品整理業者を選ぶ際には、その業者がどこまでの作業をしてくれるのか実際に聞いてみないとわからないことが多いため、注意しなければなりません。
通常、遺品整理業者では整理後に部屋の清掃などを行ってくれますが、安価な業者ではそのようなサービスがない場合もあります。依頼しようと考えている業者の作業範囲や、清掃などの作業に追加料金が発生するかどうかを見積もりの段階で聞いておきましょう。
何事においてもしっかりと確認しておくことが、遺品整理時のトラブルを防ぐコツです。
おわりに
遺品整理業者の選び方や、遺品整理の一連の流れ、注意点をご紹介しました。家族が亡くなった後は遺品整理以外にもさまざまな手続きや作業を行わなければならないため、遺品整理にまで手が回らないという方もいらっしゃると思います。しかし、だからこそ遺品整理業者選びは慎重に行わなければなりません。
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