コレクターズアイテム~ブリキ玩具
収集心をくすぐるコレクションアイテムであるブリキ玩具は、今もなお根強い人気です。自動車、船、飛行機、鉄道車両などの乗り物を中心に、動物や人形、ロボットといずれも色彩豊かでユーモラスなものが多くみられます。 また、はずみ車やゼンマイを使ったユニークな動きの可動式のブリキ玩具は、面白みがあり、収集欲をかき立てます。
ブリキの由来
ブリキは、スズをメッキした鋼板のことで、ブリキの語源はオランダ語のBlikがなまった言葉といわれています。しかし、異説もあり、明治時代、薄い鉄板に包まれて輸入されたレンガをみて、日本人が「あれは何か」と尋ねたところ、中身のレンガを指して、外国人が「brick」(ブリック...英語でレンガの意味)と答えたのを、鉄板をこう呼ぶと日本人が勘違いしたという説もあります。
日本でのブリキ玩具
江戸時代幕末に「ままごと玩具」の小物から始まった日本のブリキ細工は、明治時代になって、ゼンマイなどを使った動くもの、ブリキ印刷を使った色鮮やかなものが現れ、急速に進化しました。
第一次世界大戦後、日本のメーカーが台頭してブリキ玩具は重要な輸出品になりました。日本のブリキ玩具の全盛期は、 1950年代~1960年代といわれ、その後のプラスチック製品にとって代わられるまで、高品質とアイデアを誇った日本の錻力玩具は海外に輸出され、世界中で愛されました。
ノスタルジックなブリキ玩具には熱心なコレクターが存在します。中でも北原照久氏ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られています。
北原照久は、ブリキのおもちゃ博物館(横浜市)北原コレクションエアポートギャラリー(羽田空港)など数々のブリキに関するミュージアムの館長を兼任しており、テレビでもお馴染ですね。
ブリキ玩具は、根強い愛好家も存在し、稀少価値の高いものは、現在も市場で高値で売買されています。
ブリキ玩具のチェックポイント
汚れ…とれる汚れかどうか
キズ…直せるキズかどうか
部品…すべて揃っているかどうか
可動部…機能するかどうか
[ブリキ玩具のお手入れ]市販のさび止め液かさび止めスプレーでさび止め処理をして乾燥させ、乾いた布にワックスをつけて磨きます。
ブリキ玩具の買取について
いわの美術では、日本、海外メーカーを問わずブリキの玩具をお買取いたしております。
日本のブリキ玩具メーカー
浅草玩具
増田屋
ヨネザワ
アルプス
ブルマァク
タカトク
マルサン
野村トーイ
バンダイなど
海外のブリキ玩具メーカー
Toboggan(トボガン・ドイツ)
Schuco(シュコー・ドイツ)
PAYA (パジャ・スペイン)
J.Chein & Co(ジュリアス・チェイン・アメリカ)
Saunders(サンダース・アメリカ)
Technofix(テクノフィクス・ドイツ)
DUX(デュークス・ドイツ)
U.S.ZONE GERMANY(ユーエスゾーン ジャーマニー・アメリカ占領下のドイツ)など
種類もロボット、飛行機、車、バイク、船、キャラクターなどさまざまなブリキ玩具をお買取致します。
第二次世界大戦後、アメリカ軍占領下の日本でつくられたブリキ玩具には「Occupied Japan」と刻印されたものもあり、お品物により高価買取の可能性があります。
また、売却する場合は、コンディションのほか、外箱の有無も買取査定額に大きく影響します。
おもちゃ屋さんの在庫となっているブリキ玩具なども買取の対象となっておりますので、お気軽にご相談ください。
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