眠っている骨董品を買取に出すのであれば、できるだけ高値を付けてもらいたいところです。骨董品を高価買取してもらうためには、いくつかのポイントがあります。価値のある骨董品であったとしても、ポイントを押さえていなければ本来の価値よりも安値で買い取られてしまいます。
今回は、高価買取される骨董品とはどのようなものなのかを踏まえながら、骨董品の価値・価格を決めるポイントをご紹介します。骨董品の売却を考えている方は、ぜひチェックしてください。
【価値・価格を決めるポイントその1】保存状態
保存状態は、骨董品の価値や価格を決める大きなポイントです。傷や汚れ、染みのある骨董品は大幅に買取価格が下がってしまうため、普段から保管方法に気を付ける必要があります。
骨董品の中でも特に保存状態に細心の注意を払わなければならないものが、掛け軸や絵画です。掛け軸や絵画は、湿気によってカビが生えてしまったり、空気中のほこりやゴミが付着して取れなくなってしまったりするケースが多く見られます。いくら有名な作家の貴重な品であったとしても、染みや汚れが目立つ状態では、買取価格が大きく下がってしまうでしょう。
繊細な骨董品も、しっかりと手入れを行うことで美しい状態を保つことができます。日常的に念入りなケアを心掛けましょう。
【価値・価格を決めるポイントその2】希少価値
希少価値のある骨董品ほど、高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。特に著名な作者の場合は、買取価格に期待ができます。
ただし著名人の作品であっても、市場に数多く出回っている品であれば高価買取にはあまり期待ができません。基本的に骨董品は、市場に出回っている数が少なければ少ないほど価値は上がります。
また、たとえ作者が不詳であったとしても、歴史的に見てかなり古いものの場合は、高値で買い取ってもらえるケースがあります。
このように、作者・作られた時代・生産数の3つのポイントは買取価格に大きく影響します。
【価値・価格を決めるポイントその3】付属品
付属品のある骨董品の場合は、買取の際に付属品がきちんとそろっているかを必ずチェックされます。付属品は無くしてしまうことのないように、しっかりと保存しておきましょう。
箱を処分してしまう方は多いですが、箱も立派な付属品です。少し場所を取るかもしれませんが、捨てずに取っておいてください。
もし仮に、本来あるべき付属品や箱を無くしてしまった場合には、買取価格に影響する可能性があります。付属品や箱は骨董品の本体と同じくらい重要なものであるという認識を持って、きちんと管理することが大切です。
【価値・価格を決めるポイントその4】タイミング
骨董品には、買取に出すのに適した時期というものがあります。なぜなら、骨董品にも流行り廃りがあるためです。話題になっている時期に骨董品を買取に出せば、そうでない時期に出す場合よりもはるかに高値で買い取ってもらうことができるでしょう。
今どのような骨董品が人気なのか、どの作家に注目が集まっているのかなど、その時々の流行をしっかりとチェックし、高値で買い取ってもらえる時期を見極めることが大切です。
おわりに
今回は、骨董品の価値・価格を決めるポイントに触れながら、高価買取される骨董品の特徴についてまとめました。骨董品の売却をお考えの方は、ご紹介したポイントをしっかりと押さえた上で買取に出すことをおすすめします。
また、信頼できる骨董品買取業者を選ぶことも重要です。買取業者によって、価格に数十万円の差が出ることもあります。業者選びも慎重に行うことを心掛けましょう。