パイプを楽しむための小道具 その2
パイプを楽しむための小道具をその1につづき紹介します。
リーマー
ボウルの内側にできたカーボン(燃えカス)を削り取る道具です。通常2mm程度は残しておきますが、カーボンが厚くなりすぎたときに用います。ナイフを使って上手に削る人もいますが、パイプの内壁を傷つける場合もあるので、慣れていない場合はリーマーを使う方が安全です。
専門家によれば、リーマーは下記の4タイプに分けられますが、
それぞれのタイプにメリット・デメリットがあり、どれがよいかは個人の好みや経験によります。
・ハンドルと刃が一体化し、サイズは13ミリ、15ミリ、17ミリ、19ミリと決まっており、パイプの火皿の口径に合わせたものを選んで使うタイプ
・ハンドルと刃が別になっていて、ボウルの内径にあわせた交換可能な刃をセットして使用するタイプ
・ハンドルと刃が一体となった板状のもの2枚を合わせ、これをずらすことによって削れるようになっているタイプ
・ハンドルと刃の部分は一体で、先の部分に力が加わると開くようになって削るといった構造のもの
クリーナー液
煙道内をモールで掃除していても、完全にタールがのぞききれず、堆積してしまうことがありますが、それを熔解して取り除くための溶液がクリーナー液です。このクリーナー液をモールの先に付けて煙道を掃除すると汚れがとれます。
ワックス
パイプ用のワックスとしては、カルナバワックスなどの木部用と、マウスピース用の2種類があります。パイプの手入れとしてではなく、ハンドメイドのパイプをつくる際の仕上げ用に使われることが多いですが、木部用のワックスは木製家具用のワックスなどでも代用できます。
ポーチ
携帯用の刻み煙草を入れるもので、布製、革製、ゴム製などがあります。形式やサイズもさまざまで、煙草を入れた部分二つ折りにしたり、巻いたり、ボタンや金具、紐などで締めたりします。この煙草入れのポーチにパイプを収納する袋がついた兼用型もありますが、かえってかさばり使いにくいという声もあります。
パイプケース
布袋や革袋で一本のパイプを携帯するときに用いるものから、2本以上のパイプを収納できるようになっているものまでさまざまあります。複数収納できるパイプケースは旅行するときなどには便利で、内張りにビロードを用いてパイプに傷がつかないようにしたものや、ポーチやクリーナーなどをセットできるようにしたものなどがあります。
パイプレスト
喫煙中にテーブルの上などにパイプを一時的に置くのに便利な道具です。ボウルの内側から灰がこぼれるのを防ぐ役割もあります。1本用から数本用まであり、灰皿とセットになったものもあります。
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