写実画専門で知られるホキ美術館所蔵作品作家、大畑稔浩による油彩画です。
写真よりも現実に近い究極のリアリズムとはまさにこのことでしょう。
暗い背景に輝くように咲く黄色いバラは、美しいだけでなく何か他にもあるような余韻があり、想像力を掻き立てられます。
大畑稔浩
大畑稔浩は島根県出身で、多摩美術大学油絵科に入学するものの翌年には中退し東京芸術大学絵画科油画専攻に入学します。
卒業制作は大和銀行買い上げとなった他、1988年 白日会展に初出品し白日賞、文部大臣奨励賞を受賞。
そのまま大学院にも進み、修了年には個展を開きました。
作品を制作しながら仕事にも就いており、朝日カルチャーセンターの講師、次に野呂山芸術村の芸術交流員、続いて広島市立大学芸術学部そして東京芸術大学絵画科油画技法材料研究室での非常勤講師を務め、画家として着実に躍進したことが伺えます。
前田寛治大賞展 準大賞など様々な賞を獲得し、2007年 白日展ではついに内閣総理大臣賞を受賞しました。
作品は 海や自然、季節などの風景画が特に評価が高く、日常の風景がいきいきと どこか哲学的に語りかけてきます。
よりリアルに近づく挑戦を続けており、絵にした場所の葉や土などの粉が入った絵具を使用することにより、本物が入った写実絵画を生み出しました。
ホキ美術館に作品が所蔵され、人気の写実画家として今後益々活躍が期待されます。
ホキ美術館
日本で唯一、そして世界でも珍しい写実絵画専門のホキ美術館はホギメディカルの創業者 保木将夫の個人コレクション約500点から成っています。
元々は森本草介の作品が気に入ったことがきっかけで写実絵画収集が始まったそうです。
所有する絵画を自宅の隣のコレクションハウスに収蔵し、年に2回ほど公開し多くの来場者が集まったことに手応えを感じ、美術館開館へと動きました。
保木将夫はアンドリュー・ワイエスが他界した現在、世界的に写実の画家が少ないことを嘆いており、日本人の器用さが写実絵画に向いていると言います。
日本の写実絵画がもっと注目を浴び、更なる発展を遂げることに期待を込めて、2010年 ホキ美術館は開館されました。
もうすでにホキ美術館に所蔵されることが写実画家のステイタスとなっており、所蔵を受けた作家の作品は中古市場でも高い人気です。
買取強化中のホキ美術館所蔵作品作家
大畑稔浩 森本草介 五味文彦 島村信之 野田弘志 中山忠彦 青木敏郎 原雅幸 大矢英雄 島村信之 石黒賢一郎 小尾修 羽田裕 藤原秀一 李暁剛 永田英右 木原和敏 藤井勉 福井欧夏 山本大貴 津地威汎 安彦文平 松村卓志 渡抜亮 曽根茂 中根寛 向井潤吉 林武 芳川誠 吉田伊佐 伊勢崎勝人 黒澤信男 山木章 曽剣雄 冨所龍人 山本誠 小木曽誠
鶴友那
ホキ美術館所蔵作品作家の作品をお買取りいたします。
いわの美術では大畑稔浩を始め、ホキ美術館所蔵作品作家の作品を探しています。
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