【自在置物】骨董品の買取作家・取扱い一覧

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自在置物

自在置物
自在置物

自在置物を買取ります

 
自在置物は金属工芸の一つで、龍、蛇、鳥、伊勢海老、海老、蟹、蝶といった動物の模型を写実的に作るだけではなく、それらの体節、間接の部分を本物と同じように動かす事を追求した日本人ならではの工芸品です。
その素材は鉄や銅、銀、赤銅などの金属板を使用しており、中には珍しい木製の自在置物も作られていました。
自在置物自体とても珍しいものなのですが、木製の自在置物は特に貴重とされており、大正~昭和初期に大阪で活動した木彫作家の穐山竹林斎(あきやまちくりんさい)によって制作されたもので、大阪歴史博物館所蔵品、清水三年坂美術館所蔵品、大阪狭山市所蔵品の3点のみが確認されています。
 
自在置物が作られるようになったのは江戸時代の中頃で、当時の日本は戦乱が減り武具類の需要が減り甲冑師たちの仕事も少なくなっていました。
このままでは生活する事ができないと考えた甲冑師たちは本業のかたわら、火箸・花瓶・箱といった様々な民具を鉄で制作し、販売するようになると優れた技術力をいかして自在置物を作るようになる金工一派が表れました。
それが明珍派と呼ばれる金工師たちでした。
明珍派の金工師の中には徳川将軍家お抱えの具足師などを輩出した京都の名門として知られています。
 
日本の金工作品の写実性が全般に高まるのは江戸時代後期からとされていますが、自在置物はそれよりも前に制作されていました。
しかし、日本国内よりも海外で高い評価を受けた自在置物は制作されたほとんどが海外に輸出され、当時に作られた現存する自在置物は大変少なく貴重価値が高くなっています。
自在置物は高度な技術を必要としたため、時代と共に技術が散逸し、自在置物を日本で作る事ができる職人がいなくなり、一時は廃れてしまいましたが、板尾新次郎という人物が明治時代に独学で技術を習得し、自在置物の制作を行いました。
現在では、近代の一部の金工家に制作技術が継承され、高瀬好山、冨木家一門とそのグループが中心となり自在置物を制作しています。
特に高瀬好山一派は海外への輸出を念頭において作品を制作しており、外交官の佐藤尚武が駐在先のフランスへの土産物として高瀬好山の工房で制作された自在置物を贈り、高い評価を受けて追加注文されたという逸話が残されています。

自在置物代表作


『明珍宗察作の龍』
『明珍清春作の鷹』
『明珍吉久作の鯉』

『明珍宗察作の龍』

『明珍清春作の鷹』

『明珍吉久作の鯉』


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