【薩摩焼】骨董品の買取作家・取扱い一覧

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薩摩焼

薩摩焼
薩摩焼(1592~)

薩摩焼を買取ります

 
薩摩焼とは鹿児島県内で作られる焼物で堅野系、龍門司系、苗代川系の窯が現在でも残っており、豪華絢爛な「白もん(白薩摩)」と大衆向け雑器とされる「黒もん(黒薩摩)」に分ける事が出来ます。
薩摩焼は豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に同行して日本に来た朝鮮人陶工を島津義弘が保護し発展させた事でも知られており、藩内各地に窯を開き、立地条件や陶工のスタイルによって異なる種類の焼物が作られていました。
 
同じ薩摩焼でも一般人には使用禁止であった白薩摩は苗代川系、竪野系が焼いており、象牙色の肌に金、赤、緑、黄、紫などで絵付けに繊細な金襴手で豪華に装飾された多くの優品を作り出しています。
一方、黒薩摩は3系統の窯で茶器から日用品まで作られていますが、3系統の窯の中でも龍門司系が日用品を得意としており、黒釉、褐釉、蕎麦釉を掛け鉄分を多く含む土を高温で焼き締め、素朴で頑丈な仕上がりとなり庶民の器として愛されており、焼酎をお燗する土瓶型の「黒茶家(くろじょか)」や徳利の一種である「カラカラ」などが代表的です。
 
パリ万博で「SATSUMA」と称され欧米のジャポニズムに影響を与えた薩摩焼は後に国の伝統的工芸品に指定されています。
また5系統あったとされる窯も現在では3系統となっていますが薩摩焼という原点は同じで、釉薬の調合や焼成具合、模様や肌質、土など各系統の違いを楽しめるのも薩摩焼の特徴です。
その他にも横浜で作られていた「横浜薩摩」や京焼とは区別されており薩摩焼を倣って「京薩摩」があります。

薩摩焼年表


1592年 朝鮮出兵の際に島津義弘が朝鮮人陶工を連れて帰る
1599年 最初の窯(苗代川系)を開く
1688年 白石を発見し龍門司窯を開く
1867年 パリ万博に出品する
2002年 国の伝統的工芸品に指定される

1592年 朝鮮出兵の際に島津義弘が朝鮮人陶工を連れて帰る

1599年 最初の窯(苗代川系)を開く

1688年 白石を発見し龍門司窯を開く

1867年 パリ万博に出品する

2002年 国の伝統的工芸品に指定される


薩摩焼代表作


『染付竹梅図双耳花生』
『金彩文具』
『白薩摩龍巻花生』

『染付竹梅図双耳花生』

『金彩文具』

『白薩摩龍巻花生』


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