豊後国で活躍していた刀工である「行平」が打った刀です。
「古今伝授の太刀」の由来となった伝説をご紹介します。
関ヶ原の戦いで徳川側に属していた細川藤孝が
60日に渡り西軍を引き付け籠城していました。
石田三成方の兵が城を取り囲むなか、
古今集の解釈を中心とした和歌などの学説を弟子へ秘説相承する
「古今伝授」を細川藤孝から鳥丸光弘へ行い、同時に剣を贈りました。
そして、その刀を「古今伝授の太刀」と名付けたと言われてます。
昭和時代に入り、細川護立が買い取ったことにより
再び細川家に古今伝授の太刀が戻る事となりました。
現在は国宝に指定され、
細川家の文化財を保存する永青文庫に所蔵されています。