【後藤光乗】日本刀・甲冑・武具の買取作家・取扱い一覧

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後藤光乗

後藤光乗
後藤光乗(1529~1620)
現・京都府出身の戦国時代末期~江戸時代前期に活躍した装剣金工です。
後藤四郎兵衛家(後藤本家)の4代目を襲名しており、織田信長に仕えた人物です。
また、織田信長、豊臣秀吉それぞれに大判と分銅製作の役を命じられ、財政に深く関わりました。

3代・後藤乗真の長男として生まれた後藤光乗は、幼名は小一郎といい、のちに亀市と称し、後藤四郎兵衛家を継いでからは四郎兵衛と称しました。
父・乗真の死後、豊後国(現・大分県)に移りましたが、京都へ戻って織田信長に仕えており、この時に「光乗」を名乗るようになります。
ちなみに後藤本家は室町幕府第8代将軍・足利義政に仕えた後藤祐乗を祖とし、5代・徳乗のとき四郎兵衛(しろべえ)と称して以来、当主は通称として四郎兵衛を名乗っています。

その後、後藤光乗は後水尾天皇に彫技を披露し法眼に叙位され、この出来事からも彫刻技術に優れていた事が分かります。
残された作品は初代・祐乗、2代・宗乗を基本としており、在銘品もわずかにあり、現存する作品の中には前田家に所蔵されているものもあります。

後藤家は刀装具小道具のもっとも有名で権威ある家柄で、作品は小柄、笄、目貫のいわゆる三所物(みところもの)が主で、地金は赤銅を用いており、まれに四分一(銀と銅の合金)が使われています。

後藤光乗年表


1529年 生まれる
1581年 織田信長より大判、分銅の役職を与えられる
1620年 逝去

1529年 生まれる

1581年 織田信長より大判、分銅の役職を与えられる

1620年 逝去


後藤光乗代表作

鐔・三国志図
鐔・三国志図

『目貫・三匹獅子』

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