日本刀の種類のひとつで、
切りつける刀剣とは違い刺突を目的に作られたものです。
すでに旧石器時代には狩りで使用されていたと言われています。
平均すると2メートルから3メートルのものがほとんどですが
歩兵部隊による交戦が行われていた時代には
4メートルから6メートルのものも活用されていました。
当初は雑兵用として使用されていましたが
次第に武将も槍を使用するようになり発展すると
鉄砲や銃が主流になるまで、剣と並んで使用されました。
槍が広まりをみせると同時に「槍術」という武術が誕生しました。
江戸時代には剣術と同様に稽古用具が制作されましたが
実際に槍術を学ぶことがでたのは身分のある武家の子息のみで
一般的に知られるようになったのは明治維新の後と言われています。
そして1887年に槍術を元に「銃剣術」を制定しました。
銃剣術は現在でも陸上自衛隊や航空自衛隊に継承されています。