各務鑛三は大倉陶園の後援を受けて創業された、日本初のクリスタルガラス専門の工場
岐阜県出身の日本のガラス工芸家です。
東京高等工芸学校図案科を卒業し、南満州鉄道会社付属中央試験場に入所し、後に分離した南満ガラスにてルドルフ・イーナよりクリスタルガラスの焼成方法を習得しました。
もっと技術を学ぼうと思い、ドイツに渡り、シュトゥットガルト工芸学校で学びました。
帰国後、大倉陶園の後援を受けて日本初のクリスタルガラス専門の工場を創業し、後進の指導に尽力しました。
また、展覧会や博覧会などにも出品しており、数多くの賞を受賞しており、日本にクリスタルガラスの透明な美しさや、グラヴィール彫刻を紹介した技術者としても評価されています。
1896年 生まれる
1920年 南満州鉄道会社付属中央試験場に入所
1927年 渡独してシュトゥットガルト工芸学校で学ぶ
1934年 東京蒲田に各務クリスタル製作所を設立
1953年 芸術選奨文部大臣賞
1985年 死去
『クリスタル花瓶』
『クリスタル鉢』
『硝子鉢』
『飾り皿 銘祈り』