増田三男は埼玉県出身の日本の鋳金工芸家です。
大学在学中に帝展に出品し、初入選を果たし、以後、出品と受賞を続け、富本憲吉の指導を受けながら作品を制作しました。
銀、銅、黄銅、鉄などの一枚板を打ち出して形成した壺や箱にたがねを使い装飾する独自の技法を編み出し、彫金技術いて人間国宝の認定を受けました。
作品には自然からヒントを得た模様を彫り込み、季節感に富んだものが多く、特に鍍金をほどこした作品が素晴らしいといわれています。
老衰の為、100歳で亡くなりましたが、亡くなる直前まで浦和の工房で作品を作り続けていました。
1909年 埼玉県に生まれる
1933年 第14回帝展に初入選
1948年 新匠美術工芸会に出品
1962年 日本伝統工芸展東京都教育委員会賞
1969年 日本伝統工芸展旭日新聞賞
1991年 彫金技術で人間国宝に認定
2009年 老衰のため、100歳で死去
『金彩春秋箱』
『残雪雑木林箱』
『金彩銀市松兎小箱』
『金彩六角春秋兎香炉』
『金彩銀六角兎文香炉』
『金彩春魁箱』
『金彩水無月竹林水指』