津田信夫は千葉県出身の日本の鋳金家です。
佐倉藩藩医である津田長人の長男として生まれました。
佐倉集成学校(現・千葉県立佐倉高等学校)を卒業し、東京美術学校に入学し、鋳金を学びます。
卒業後に同校の助教授となり、東京美術学校が公共事業として注文を受けたに美や公園噴水や日本橋の装飾などを手掛け、近代的な都市づくりに貢献し、金工の研究の為にヨーロッパへ留学しアール・デコを学び日本の若手工芸家に大きな影響を与えました。
また、大蔵省から帝国議会(現・国会議事堂)の装飾扉制作主任を委託されたり、工芸品を美術品として認めてもらえるように各方面に積極的に働きかけるなど金工作家としても多くの功績を残しました。
鋳金の他にも陶器の作品も残しており、動物をモチーフにした、かわいらしく思わず撫でたくなるようなものも制作している。
1875年 千葉県の佐倉藩藩医の家に生まれる
1895年 東京美術学校で鋳金を学ぶ
1923年 ヨーロッパ各国を留学
1925年 帰国
1946年 72歳で死去
『鸚鵡』
『カンガルー』
『一去一来』
『隠霧澤毛』
『霊亀曳尾』