山下恒雄は神奈川県出身の日本の鍛金作家です。
東京藝術大学の名誉教授でもあります。
弟子に第9代東京藝術大学学長の宮田亮平がいます。
作品は動物をモチーフにしており、その作風はユニークなものばかりです。
その中でも駿河台記念館にある「護法の像」という作品は、蟻の集団は女王アリのもと、その役割を知り整然と行動しているように見え、その蟻たちをモチーフに人間に置きかえ造形されたモニュメントです。
また、マントを羽織ったのような毅然とした印象のフォルムで、足元は中世騎士を思わせ、でも頭部にはするどい触覚があって、蟻そのものになっている面白い作品となっています。
その他にもたくさんの作品を作っており、神田橋公園や三井海上ビルなどの都心のビルにも様々な作品が置かれています。
1904年 生まれる
1994年 死去
『襲(おそう)』
『花を持つ虫』
『左応現の舞踏会』
『犀』