【加藤東一】掛軸・書画・版画の買取作家・取扱い一覧

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加藤東一

加藤東一
加藤東一(1916~1996)
岐阜県出身の昭和後期~平成時代に活躍した日本画家で、兄・加藤栄三と共に岐阜県を代表する日本画家として知られています。
そのため、兄が発表した作品「雷神」と対になるように「風神」という作品を発表しています。
その作風は一貫して風景、人物などを取材した具象画が主ですが、一時期、抽象表現を試みた作品を展開した事があり、色面や形体の構成に緊密が増した作品も見られます。
日展を中心に活躍しており、内閣総理大臣賞、日本芸術院賞をはじめ様々な賞を受賞しており、金閣寺大書院障壁画を完成させた事は広く知られています。

実家は漆器商を営んでおり、中学校を卒業してからは画家を志しながら家業を手伝っていました。
東京美術学校を受験するために兄・栄三を頼って上京し、東京美術学校に入学してからは結城素明、川崎小虎らに師事しました。
東京美術学校を卒業すると高山辰雄を中心とする一采社に参加し、作品の発表の場とします。
日展で初出品、初入選を果たすと、山口蓮春に師事し、活動の場を日展へ移し、数々の賞を受賞するなど日展の中心的作家として活躍を続けます。
そんな中、山口蓬春の勧めにより大山忠作らと研究団体三珠会を結成し、展覧会を開催しています。
大山忠作とギリシャ、エジプト、スペイン、フランス、イギリス、アメリカなどを巡遊し、日本縦断を題材にして一年を費やして完成させた作品「津軽風景」などの8点を発表するなど、常に作品を発表し続けた加藤東一は画廊、百貨店での個展を数多く行っており、多くの人々に知られる日本画家として第1回岐阜市民栄誉賞を受賞しました。

加藤東一年表


1916年 岐阜県で生まれる
1934年 岐阜中学校を卒業する
1941年 東京美術学校日本画科に入学する
1947年 東京美術学校日本画科を卒業する
一采社に参加し、日展に初出品、初入選をはたす
1948年 山口蓮春に師事する
1952年 日展で特選を受賞する
1961年 日展で初めて審査員をつとめる
1970年 日展で内閣総理大臣賞を受賞する
1975年 兄の「雷神」に対となる「風神」を出品する
日展理事となる
1977年 日展で日本芸術院賞を受賞する
日展常務理事となる
1984年 日本芸術院会員となる
62年 日展事務局長となる
1991年 第1回岐阜市民栄誉賞を受賞する
1993年 金閣寺大書院障壁画を完成させる
1995年 文化功労者となる
1996年 日展顧問となる
岐阜市名誉市民となる
12月31日、肺炎のため逝去

1916年 岐阜県で生まれる

1934年 岐阜中学校を卒業する

1941年 東京美術学校日本画科に入学する

1947年 東京美術学校日本画科を卒業する

00000年一采社に参加し、日展に初出品、初入選をはたす

1948年 山口蓮春に師事する

1952年 日展で特選を受賞する

1961年 日展で初めて審査員をつとめる

1970年 日展で内閣総理大臣賞を受賞する

1975年 兄の「雷神」に対となる「風神」を出品する

00000年日展理事となる

1977年 日展で日本芸術院賞を受賞する

00000年日展常務理事となる

1984年 日本芸術院会員となる

1987年 日展事務局長となる

1991年 第1回岐阜市民栄誉賞を受賞する

1993年 金閣寺大書院障壁画を完成させる

1995年 文化功労者となる

1996年 日展顧問となる

00000年岐阜市名誉市民となる

00000年12月31日、肺炎のため逝去


加藤東一代表作

鯉

『白暮』

『砂丘』

『富士』

『残照の浜』

『竹林』

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