【小松均】掛軸・書画・版画の買取作家・取扱い一覧

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小松均

小松均
小松均(1902~1989)
山形県出身の日本画家で、画壇や世間とは距離を置き、かたくなに自分の世界を守り、田畑をたがやし、鶏を飼育するなど自給自足をしながら自然の中で制作を続けた事で「孤高の画仙人」と呼ばれていました。
写実主義の上に立ち、骨太い秀でたデッサン力をもって描いた色彩画家、水墨画家として一生を通じて描き、モチーフも幅広く風景を中心に、人物、花、岩、魚、仏像など様々なものを残しています。

延命寺住職の長男として生まれた小松均ですが、小学校を卒業すると家業は継がず、神奈川県を経て東京で暮らし、一時帰郷しますが再び上京し、この時は画家を志しての上京でした。
そして川端画学校に入り土田麦僊に師事します。
土田麦僊は大和絵の伝統に近代西洋画様式を加えた独自の画境を開いた人物として知られ、京都大原の風景を描いた「大原女」という作品が有名で、この事はのちに小松均が生涯を過ごす場と深く関係してきます。
小松均は第11回帝展で特選を受賞すると京都大原に住居兼アトリエを持ち、そこで自給自足の生活を送り画業に専念するようになります。
決して楽な生活ではありませんでしたが、自然と一体となって行う制作活動は生命力に満ち溢れた大原の自然を描いた「大原風景シリーズ」をはじめ、「最上川シリーズ」「富士山シリーズ」などを生み出し、独自の水墨画世界を築きあげていきました。
何よりも写生を重んじている画家でしたが、「写実を尽くして写実を捨てる」という境地も求めており、それは如実に作品に表れていきました。

小松均は移り住んだ大原の地に自分の美術館を建てるという夢を持っていました。
そのため、小松均が使用していたアトリエは現在、小松美術館として小松均の代表作が展示され、画家としての研鑽を重ねた足跡を感じる事ができる場所となっています。

小松均年表


1902年 山形県で生まれる
1918年 神奈川県川崎市へ出て洋服屋の小僧となるが、まもなく帰郷して下駄屋の丁稚となる
1920年 再上京し、新聞配達のかたわら川端画学校に通う
1924年 中央美術展で初入選する
1925年 日本美術院試作展で入選する
1926年 第5回国展で国画賞を受賞し、国展会友に推挙される
1927年 第6回国展に出品する
京都・大原に転居する
1928年 第7回国展に出品する
1929年 第10回帝展で入選する
1930年 第17回院展で入選する
1936年 内貴清兵衛の紹介で横山大観に会う
1937年 津田青楓、小杉放庵、小川芋銭らと墨人会倶楽部を結成する
1946年 第31回院展に出品作で日本美術院賞を受け、同人に推挙される
1950年 この頃、神奈川県・柿生に住む
1956年 11月神奈川県・柿生から京都・大原に戻る
1965年 第50回院展出品作で文部大臣賞を受賞する
1969年 第54回院展に出品する
1973年 大阪・阪神百貨店で画業50年記念展を開催する
1975年 最上川シリーズで芸術選奨文部大臣賞を受賞する
1976年 京都市文化功労者の表彰を受ける
1977年 京都府美術工芸功労者の表彰を受ける
1979年 第64回院展出品作で内閣総理大臣賞を受賞する
1980年 勲四等旭日小綬章を受章する
1981年 山形県村山市の名誉市民となる
1985年 京都府文化賞特別功労賞を受賞する
1986年 国の文化功労者の表彰を受ける
1987年 第2回関西大賞(大画仙賞)を受賞する
1988年 大規模な回顧展が開催される
1989年 8月23日、急性心不全のため自宅で逝去

1902年 山形県で生まれる

1918年 神奈川県川崎市へ出て洋服屋の小僧となるが、まもなく帰郷して下駄屋の丁稚となる

1920年 再上京し、新聞配達のかたわら川端画学校に通う

1924年 中央美術展で初入選する

1925年 日本美術院試作展で入選する

1926年 第5回国展で国画賞を受賞し、国展会友に推挙される

1927年 第6回国展に出品する

00000年京都・大原に転居する

1928年 第7回国展に出品する

1929年 第10回帝展で入選する

1930年 第17回院展で入選する

1936年 内貴清兵衛の紹介で横山大観に会う

1937年 津田青楓、小杉放庵、小川芋銭らと墨人会倶楽部を結成する

1946年 第31回院展に出品作で日本美術院賞を受け、同人に推挙される

1950年 この頃、神奈川県・柿生に住む

1956年 11月神奈川県・柿生から京都・大原に戻る

1965年 第50回院展出品作で文部大臣賞を受賞する

1969年 第54回院展に出品する

1973年 大阪・阪神百貨店で画業50年記念展を開催する

1975年 最上川シリーズで芸術選奨文部大臣賞を受賞する

1976年 京都市文化功労者の表彰を受ける

1977年 京都府美術工芸功労者の表彰を受ける

1979年 第64回院展出品作で内閣総理大臣賞を受賞する

1980年 勲四等旭日小綬章を受章する

1981年 山形県村山市の名誉市民となる

1985年 京都府文化賞特別功労賞を受賞する

1986年 国の文化功労者の表彰を受ける

1987年 第2回関西大賞(大画仙賞)を受賞する

1988年 大規模な回顧展が開催される

1989年 8月23日、急性心不全のため自宅で逝去


小松均代表作

大原秋景
大原秋景

『最上川』

吾が窓より(夏山)』

牡丹』

岩山の月』

『大原早春』

大原山水図
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