和名は「黒蛋白石(くろたんぱくせき)」で、
十月の誕生石の一つです。
1902年に発見されたオパールの仲間で
灰色から黒色の地色に、赤色・橙色・緑色・青色などが混ざった石で、
色の混ざり方によって模様が変わる為、同じ模様の物がありません。
赤色が多く混ざっている物は高価だと言われています。
発見された当初は、ブラックオパールが市場に出ても
あまりに美しい事から人工加工されたものと勘違いされ、
普及しませんでしたが、天然物であることが広まると
瞬く間に世界中へと普及しました。
ヨーロッパでは魔力があると信じられる「魔石」として、
古代ローマではその輝きから希望を象徴し、
幸せを招く「お守り石」として崇拝していました。