和名は「瑠璃(るり)」で、
九月の誕生石の一つです。
ラテン語の「ラピス(石)」とアラビア語の「ラズリ(青)」を
組み合わせた創作語と言われています。
日本では極楽浄土を飾る七宝の一つ瑠璃に例えられ、
古代ローマ時代では恋人同士の愛と夢を守る石として崇められ、
バビロニアやエジプトでは砕いた粉で壁画を描き護符にしていたそうです。
特に、エジプトでは最高の力を秘めた石とされ
金に匹敵するほどの価値がありツタンカーメンの棺にも使用されています。
また、フェルメール作の「真珠の首飾りの少女」の青色はラピスラズリで、
当時は金より高価だった為、画家の憧れの的でした。
濃い青色から明るい青色の地色に
金色(パイライト)や白色(カルサイト)の斑点が特徴で、
金色の斑点が多い物は稀少石とされています。
最高品質の物はアフガニスタンから産出され、
またアルゼンチンからも高品質な物が産出されています。
パワーストーンとしては、
世界で初めてパワーストーンと認められた石で、
その古い歴史から最も霊力が強いとされており
外部や自身の邪気を退け、肉体と魂を浄化する
という意味や効果があるとされています。