高知県出身の昭和後期~平成時代で活躍する日本の洋画家です。
当時の美術界では抽象画が全盛の時代でしたが一貫として具象画を描き続け、追求している画家としても知られています。
薄塗りの技法による鮮明な色遣いによって生み出される作品は多くの人を魅了し続けています。
東京藝術大学美術学部油絵科に入学した奥谷博は林武に学び、在学中に独立美術協会展で初入選を果たし、頭角を現しました。
しかし、奥谷博自身は周りの作品と比較しても自分の力の無さが身に染みて、それから一心に絵画に取り組む事を決意します。
こうして東京藝術大学の助手として絵に携わる仕事を続け、壁画研究室担当として一年間ほどフレスコ画の制作に取り組んだ事をきっかけに学生時代から続けていた極端な厚塗りの技法から、一気に薄塗りの表現へと画法を変化させていきました。
その後、第1回文部省芸術家在外研修員として渡欧したのをきっかけに以後、何度か海外へ渡り様々な事を学ぶと、強い色彩を対比し、緊密な構成力をもった幻想的な独自の画風を確立し、この画風で生み出された作品を次々に独立美術協会展に発表し続けました。
奥谷博は海外でもその活躍は見られ、2007年初にはパリ・ユネスコ本部で日本の洋画家として初めて個展を開催し、世界各地に点在する世界遺産を題材とした作品群は大きな反響を呼びました。
また、後進の指導にもしっかりと目標を持っており、頭ごなしに「育てる」のではなく「一緒に学んでいく」というつもりで取り組んでいるそうです。
1934年 高知県で生まれる
1958年 第26回独立美術協会展で初入選となる
1959年 東京藝術大学美術学部油絵科を卒業する
最初の個展を開催する
1963年 東京藝術大学美術学区部専攻科(油画)を修了する
1964年 第32回独立美術協会展で奨励賞を受賞する
1965年 第33回独立美術協会展で独立賞・須田賞を受賞する
1966年 第1回昭和会賞を受賞する
独立美術協会会員となる
1967年 第1回文化庁芸術家在外研修員として渡仏する
1969年 愛知県立芸術大学教授となる
1971年 渡仏する
1980年 第2回日本周作美術展で選抜出品となる
1983年 第33回芸術選奨文部大臣賞を受賞する
1984年 第3回宮本三郎記念賞を受賞する
記念展を開催する
1985年 紺綬褒章を受章する
1994年 個展を開催する
1995年 第18回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞する
1996年 第52回日本芸術院賞を受賞する
日本芸術院会員となる
1999年 作品集を刊行する
2001年 東京芸術大学美術学部客員教授となる
2002年 日刊現代美術展の実行委員を務める
2003年 独立美術協会70回記念展の独立代表をつとめる
2005年 「海気」が国会議事堂に展示される
2007年 パリ・ユネスコ本部で日本の洋画家として初めて個展を開催する
1934年 高知県で生まれる
1958年 第26回独立美術協会展で初入選となる
1959年 東京藝術大学美術学部油絵科を卒業する
00000年最初の個展を開催する
1963年 東京藝術大学美術学区部専攻科(油画)を修了する
1964年 第32回独立美術協会展で奨励賞を受賞する
1965年 第33回独立美術協会展で独立賞・須田賞を受賞する
1966年 第1回昭和会賞を受賞する
00000年独立美術協会会員となる
1967年 第1回文化庁芸術家在外研修員として渡仏する
1969年 愛知県立芸術大学教授となる
1971年 渡仏する
1980年 第2回日本周作美術展で選抜出品となる
1983年 第33回芸術選奨文部大臣賞を受賞する
1984年 第3回宮本三郎記念賞を受賞する
00000年記念展を開催する
1985年 紺綬褒章を受章する
1994年 個展を開催する
1995年 第18回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞する
1996年 第52回日本芸術院賞を受賞する
00000年日本芸術院会員となる
1999年 作品集を刊行する
2001年 東京芸術大学美術学部客員教授となる
2002年 日刊現代美術展の実行委員を務める
2003年 独立美術協会70回記念展の独立代表をつとめる
2005年 「海気」が国会議事堂に展示される
2007年 パリ・ユネスコ本部で日本の洋画家として初めて個展を開催する