製造されてから長い年月を経たもので品質の良い墨とされています。
唐墨は清の時代までに作られたものをいい、和墨は江戸時代までに作られたものをいいます。
墨は出来立ては水分が多く、粘り気が多いので墨色も冴えないので、20年から100年かけたものが最も良い墨色を見せるといいます。
古い墨の条件はただ、古いだけではなく、良質の材料を使い、しっかりとした製法で作られたものでなければ古墨とは呼べません。
現在では、入手するのはとても困難だといわれています。
また、古い時代に作られた古銘墨をそっくりそのままの形に作る工芸技術伝承の為に模倣墨と呼ばれるものが作られ、ホウ古墨として市場に流通しています。
『乾隆御墨(文遡閣詩)』
『乾隆御墨(彩墨)』
『敬勝斉蔵墨』
『胡開文』
『龍鳳呈祥(程君房製)』
『百子図(程君房製)』