創業年=1912年
創業者=ヨハン・スティーンベルゲン
創業国=ドイツ
エクサクタまたはエキザクタ(Exakta)は、イハゲー社が一眼レフカメラに使ったブランド名である。ペンタコンに引き継がれた。イハゲー社(Ihagee)はオランダ人のヨハン・スティーンベルゲン(Johan Steenbergen)により1912年、ドイツのドレスデンに創立されたカメラメーカーである。
135フィルム使用カメラの「エクサクタ」のレンズマウントは、φ38.2mm、三本爪バヨネット式の「エクサクタマウント」で、これが事実上の世界統一規格の一つとなり、多数のメーカーがレンズ製品を製造した。カメラ製品でも東京光学機械(現トプコン)がトプコンRシリーズに、マミヤ光機(現マミヤ・オーピー)がマミヤプリズマットシリーズの一部に採用した。
1936年発売の24×36mm判「キネ・エクサクタ」は、127フィルムを使用する「エクサクタ」に続き、映画用35mmフィルムを使用するこのカメラが発売されたが、世界で最初に35mm判のカメラに一眼レフを応用したカメラと言われている。35mmフィルムを使う一眼レフカメラとして非常に初期の製品の一つである。「キネ」(ドイツ語: Kine , 「映画」の意)とはライカ判が使用するフィルムが映画用35mm規格だったことに由来する。日本では「キネエキ」と通称された。
戦後は、「エクサクタヴァレックス」(1950年)や「エクサクタヴァレックスIIa」(1958年)、そして、同社として初めてクイックリターンミラーを採用した「エクサクタVX1000」(1965年頃)など、シリーズ化されている
その他、120、127フィルム使用カメラなども製造・販売していたが、1970年に 旧東ドイツのペンタコン社に吸収された。