創業年=1909年
創業国=ドイツ
イカ(Ica AG 、Internationale Camera Actiengesellschaft)は、1909年から1926年までに、ドイツにかつて存在したカメラメーカーである。設立されたのは1909年で、ヒュッティヒ、ヴンシュ、カメラヴェルク・ドクトル・クリューゲナー、カール・ツァイス・パルモスバウの4社が合併して「イカ」(Ica AG)となった。1926年に、ツァイス・イコン設立時の母体の一つとなった。
イカは多種類のカメラを生産した。1922年についてみても、主に中判、大判の100の異なったカメラモデルを製造・販売している。なかでも「Halloh」シリーズと「Icarette」シリーズは有名で、イカ社のブランドとして知られている。
1922年に発売された「Ica Halloh 570」は。122ロールフィルムと9×14㎝のプレートフィルムが使用できた。レンズはカール・ツァイス(165mm F/6.3-F/36)である。また1920年に販売された「Icarette」は、ロールフィルム使用、ホールディングベッドカメラ。これも後に、「ツァイス・イコン」に吸収されてから、シリーズ化されたカメラである。