創業年=1945年
創業者=Piet Sarabèr
創業国=ドイツ
フィネッタ(Finetta)は、1945年にPiet Sarabèrによって創業された会社名であるとともに、同社のカメラのブランド名である。同社は1947年に、Helmut Finke氏の協力の元にカメラ開発をスタートさせた。その後フォクトレンダー、コレレやレカ社などの組立て職人を加え、初心者用カメラを手がけていった。1948年~51年にかけて「Finette I」、「Finette II」、「Finetta I D」、「Finetta III 」、「Finetta IV」、「 Finetta Super」、「 Finetta 88」などの35mmビューファインダーカメラを製造・販売した。
1948年の「Finette I」は、レンズ「Meniskus Fenar F11 43mm」、「Finar F11 43mm」の2種類があった。「Finette II」になると、レンズは「Achromat Finar F6.3 43mm」、「Achromat Finar F5.6 43mm」となっている。1951年の「 Finetta Super」では、ホットシュ付きで、レンズ交換もできるようになった。
その後、1952年にOEMで製造された「Finette99」モデルを発売、米国市場にも「Ditto99」として輸出された。これは、フォーカルプレンシャッターを載せレンズ交換可能、ゼンマイ巻上げ式である。しかし、1957年に、スチルカメラの製造から撤退している。