創業年=1909年
創業者=Franz Vyskocil
創業国=ドイツ
フランカ(Franka)は、Franz Vyskocilがドイツで立ち上げたカメラメーカー名である。1914年に「Franka-Kamerawerk」の社名となった。1915年から30年まではプレートカメラを生産し、30年代からはロールフィルムカメラを生産した。1935年に35mmカメラを手掛け、戦後に売り出した。1958年には累計65万台のカメラを生産し、154人の従業員を抱える企業に成長した。1962年にHenry Wirgin社に買収され、66年に工場が停止した。60年代初頭に小型の13×16mmカメラ「Franka 16」、 「Edixa 16」を生み出している。
プレートカメラとしては「Klappkamera」、「Westentaschen-Bubi」、6×9mm判フォールディングカメラでは「Rolf」、「Rolfra」、6×6mmビューファインダーカメラでは「Solida Junior」、「Solida Record B」など、多様なカメラを提供している。120フィルム(6×6)カメラ「SolodaⅢ」は、1954年に発売されており、レンズは「シュナイダーKreuznach Radionar 」(75mm、f2.9)である。
35mmカメラは戦後に売り出したもので、「Franka」、「Frankamatic」、「Frankarette R I」などが知られている。1958年には「最高のFrankarette」と称された35mmレンジファインダーカメラ「Super Frankarette」が発売された。同機には、クセナー45mm f2.8のレンズが付き、プロンターSVSレンズ・シャッターが装備されている。