創業年=1902年
創業者=ケンネル、マイヤー
創業国=ドイツ
コンテッサ・ネッテル(Contessa Nettel AG )は、ドイツにかつて存在したカメラメーカーである。第二次大戦前に、乾板使用カメラ、116、120、127フィルム使用カメラを製造・販売した。
同社の始まりは、1902年に、ケンネルとマイヤーがゾントハイムに「南ドイツカメラ製作所」を創設した時から始まる。1909年に、 南ドイツカメラ製作所が「ネッテル・カメラ工業」(Nettel Camera Werk )と改称され、1919年 に「ネッテル・カメラ工業」と「コンテッサ工業・アウグスト・ナーゲル」が合併、1920年 に、「コンテッサ・ネッテル」社となった。 1926年に「 ツァイス・イコン」設立時の母体の一つとなった。
乾板カメラでは、9×12cm乾板・木製フォールディングカメラ「アドロ」(Adoro ) 、コンテッサ・ネッテル社になっても製造されたクラップカメラ「デクルロー・ネッテル」(Deckrullo Nettelまた立体写真を撮影できる「ステレオ」(9×12cm)もあり、フィルムパック、ロールフィルムが使用できる。その他、「ネッカー(Neckar )(9×12cmと10×15cmのバージョンがある)という乾板またはフィルムパックを使用するカメラもある。
116フィルムカメラでは、金属製フォールディングカメラ「コカレッテ」(Cocarette )、120フィルムカメラでは「コカレッテ」(Cocarette )という金属製フォールディングカメラも製造され、これは1933年まで製造が続けられた。