創業年=1939年
創業国=イギリス
コロネット社は1939年に起業され、主に戦前にファインダーカメラ、ボックス・カメラを主に製造・販売を手掛け、今でいうOEM製品的な展開をしたイギリスのメーカーである。
ボックス・カメラの代表作である「Twelve 20」は当時のコダック系のボックス・カメラとは異なる英国調デザインで、スペックよりも価格で市場を狙った商品と評価されている。また簡単な3Dビュアーの「Robin Hood Stereo Camra」のような当時としては特殊なカメラも製造した。
1939年に製造・販売された「コロネット・カブ」カメラは、ベークライト製のカメラで、828フィルムを使い、28×40のバンタム判の画面を写す。レンズは固定焦点、シャッターもエバーセット式のシングルシャッターという簡易型カメラである。沈胴式のレンズは押し込んで右に回すとスプリングで出てくるというシステムである。