創業年=1915年
創業者=パウル・グーテ
創業国=ドイツ
カメラ・ウェルクシュテッテン(KW)社はかつて東ドイツ・ドレスデンに存在したカメラメーカーである。
1915年、ドイツ系ユダヤ人、パウル・グーテが創業した。1953年に 国有化され、「カメラベルク人民公社」となり、1949年、普及版一眼レフのプラクチカを売り出して、大ヒットする。前年にプラクチフレックスが採用した42mm口径のレンズマウントを踏襲したが、この規格は、日本のペンタックスなど世界中のカメラが採用し、一眼レフレンズマウントの世界標準M42プラクチカマウント(呼び径42㎜、ピッチ1㎜というスクリュー)として名を残している。1964年、ウェルタ・カメラヴェルク、アルティッサ、アシュペクタと合併し、「ペンタコン」となった。
カメラは、120フィルムカメラ「ピロート・ボックス」(6×9㎝判一眼レフカメラ、1932年)や127フィルムカメラ「ピロート」(4×3cm判二眼レフカメラ)などが知られている。
135フィルムカメラでは、1937年の「プラクチフレックス」が最初と言われている。1949年頃から「プラクチカ」シリーズが発売された。52年には高級版である「プラクチナ」が出ている。これは
ファインダーは交換式でスピゴットマウントを採用したものである。1964年に「ペンタコン」となって生産は終了した。