創業年=1958年
創業国=中国
上海海鷗照相機(シャンハイハイオウチャオシアンチー)は、中華人民共和国のカメラメーカー。日本語では上海海鷗カメラともいう。英語名= Shanghai Seagull Camera。略称=海鷗、シーガル (Seagull)。1958年に上海照相機廠が成立。海鷗ブランドは1967年から、上海ブランドに代わって使用開始された。現在の法人「上海海鷗照相機有限公司」は1997年成立している。
1949年の新中国建国から20周年を記念し、ドイツの最高級「ライカM3」に比肩するカメラを製造すべし旨の毛沢東夫人江青の指示を受けて作られたライカM3に比肩する類似設計の「紅旗20」もこのメーカー製といわれる。
2010年現在、新品で海鷗4シリーズ(4・4A・4B・4B1)の二眼レフが日本でも比較的容易に入手できる。一眼レフカメラでは「海鷗203」、「海鷗205」がある。
1969年には、6×6判一眼レフカメラ「東風」を発売。これはハッセルブラッド500Cをモデルとした最高級レンズシャッター式カメラで、約97台製造した。ファインダー前面に毛沢東の筆による東風のロゴマークがある。交換レンズとして80mmF2.8、50mmF4、150mmF4が提供された。
ライカM3・M4をモデルにしたレンジファインダーカメラ「紅旗20」は1971年に発売されている。これは形状に丸味をもたせず八角形に改良、巻き戻しレバー、裏蓋横開閉式に全面改良した最高級機で271台製造した。レンジファインダー、軍艦部に毛沢東の筆によるロゴマークがある。交換レンズとして35mmF1.4、50mmF1.4、90mmF2が提供された。