創業年=1940年
創業者=間宮精一
創業国=日本
「マミヤ」は、旧マミヤ光機および現マミヤ・デジタル・イメージング株式会社が製造・販売する中判カメラのブランド名。1950年代から80年代にかけては135フィルムカメラも製造・販売していたが、120フィルム使用の中判カメラでは、戦前に独創的なバックフォーカシング方式・距離計連動のスプリングカメラ 「マミヤシックス」、また、1970年には、世界唯一のレボルビングバッグ方式の「マミヤRB67プロフェッショナル」を世に出すなど、「マミヤ」のブランドは世界的にも高い評価を受けている。レンズは「マミヤーセコール」ブランドである。
マミヤは、1940年に発明家である間宮精一氏の技術提供によって創設された「マミヤ光機製作所」から始まる。同年に間宮氏が新規に考案したバックフォーカシング方式の距離計連動6×6cm判スプリングカメラ「マミヤシックス」を設計・発売した。その後も、1957年世界初レンズ交換式6×6cm判二眼レフカメラ「マミヤCシリーズ」を開発。1960年には6×9cm判プレスカメラ「マミヤプレス」を発売、1970年はレボルビングバッグ機構を備えた6×7cm判一眼レフ「マミヤRB67」を発売、1975年6×4.5cm判の一眼レフ「マミヤM645」を発売、1982年にRB67を電子化した「マミヤRZ67」を発売するなど、中判カメラの中核メーカーの地位を築いた。なお35mmフィルムカメラ事業は、1984年に撤退している。
デジタル対応にも力を注いており、6×7cm判でありながらも8×10判に比肩するカメラとして、2004年に発売された「マミヤRZ67プロフェッショナルIID」は2130万画素の電子製版直結のプロ用カメラとして愛用されている。6×4.5㎝判では「645AFDⅢ」も高い人気を誇っている。