創業年=1948年
創業者=リヒター、フィッシャー
創業国=ドイツ
1930年に、C.リヒターは、それまでカメラを製造していたCamera-Werke Merkel社を買収し、「Kamera Werke C. Richter」を設立して、2眼レフカメラ「レフレクタ」などを製造・販売していた。
第二次大戦後、リヒター氏は西ドイツに移住し、1948年に「リヒター&フィッシャー」社を設立して、Barntrupという所に「リプカ・リピッシュ・カメラ工場」を作った。フィッシャー氏の役割については余り知られていない。
その後、「リプカ」(Lipca)ブランドの二眼レフカメラとして「Flexo」, 「Flexora」, 「Optimet」、「Rollop」などシリーズとして相次いで製造・販売した。しかし同社は1959~60年までに生産を停止している。
中でも、6×6cm判「Lipca Rollop」はよく知られたカメラであり、3シリーズが発売されている。「Lipca RollopⅠ」は、赤窓式・ノブ巻き上げ・搭載はF3.5レンズを搭載。
「「Lipca RollopⅡ」は、スタートマーク合わせ方式・クランク巻き上げ・レンズはF3.5の搭載である。また、大口径80mmF2.8のレンズが特徴の「「Lipca Rollop Automatic」は1956年発売で、スタイルはクランク巻き上げセルフコッキング式、ノブフォーカシング式で、ローライフレックスに似ている。