【范曽】中国美術の買取作家・取扱い一覧

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范曽

范曽
范曽(1938~)
中国・江蘇省南通市出身の書画家、詩人です。
字(あざな)は十翼といい、水墨による人物画を得意としていました。
「中国人物画の鬼才」とも呼ばれる高い技術力で生み出される作品は中国国内のみならず、海外からも高い評価を受けています。
そのため、アメリカ、フランスなどから招待を受け、大学で数多くの講演を行ってきました。
日本にも岡山県に美術館が設立されましたが、現在は閉館中で、2月の西大寺の祭の時だけ、開館しているようで「幻の美術館」と呼ばれています。
 
江蘇省南通市の千年続いた詩文家の名家に生まれた范曽は、幼い頃から画を学び、13歳で美術協会へ参加するほどの腕前を身につけていました。
中華美術学園で本格的に画を学んだ後は教師、助教授などをつとめ後進の指導に尽力しています。
指導者として活躍する一方で、書画家として活動も盛んに行っており、フランスやパリなどヨーロッパに滞在し、日本でも西武百貨店や高島屋で個展を開催しているため来日しており、その人気を確固たるものにしました。
 
水墨による豪放な人物画が有名な范曽ですが、白描にも優れ、文章や詩句にも才能をみせ、「魯迅小説挿図集」などの出版物があります。
また、2008年に四川省で起こった四川大地震の際は莫大な寄付をした事で中国全土で英雄扱いされています。

范曽年表

1938年 中国・江蘇省南通市で生まれる

1942年 小学校へ入学する

1951年 南通市美術協会に参加する

1955年 南開大学歴史科に入学する

1956年 中国共産主義青年団に参加する

1957年 美術学院美術史科へ転入する

1962年 中華美術学院中国画科を卒業する

1971年 中国歴史博物館へ「韩非子像」を制作する

1978年 中華美術学院で教師・助教授を務める

1979年 東京・大阪で作品展を開催する

1981年 東京で個展を開催する

1983年 西武百貨店で個展を開催する

1984年 岡山市に「范曽美術館」が開館する

1986年 ワシントンやニューヨークなどで作品展を開催する

1987年 ドイツで作品展を開催する

1989年 香港で国連展を開催する

1995年 ルーマニアの大学で講演を行う

2008年 地震災害救済で膨大な寄付をする

2009年 国連教育文化機関の顧問に就任する

2010年 フランスから名誉の勲章を授与される

范曽代表作


『庄子显灵记』
『范曾自述』
『老子出关』
『钟馗神威』

『庄子显灵记』

『范曾自述』

『老子出关』

『钟馗神威』


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