【裴石民】中国美術の買取作家・取扱い一覧

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裴石民

裴石民
裴石民(1892~1976)
中国・江蘇省宜興出身の中国の陶芸家、茶壺作家です。
非情に高い技術力を持っていた事で知られており、著名茶壺作家の一人として挙げる事ができます。
茶壺とは中国茶器の一つで、日本で言う急須と同じ役割を持つ道具です。
実用性はもちろん、美術性、芸術性を兼ね備えた多種多様の茶壺が作られ、世界中にコレクターが存在します。
 
裴石民の出身地である江蘇省宜興は、茶壺の原料となる朱泥、紫泥の良質な産地として知られていますが、裴石民はそんな町の豆腐屋で生まれました。
しかし、茶壺に親しみ育った事には変わりなく、7歳まで私塾へ通い、15歳から才能を見いだされ、姉婿の江祖臣に師事するようになります。
江祖臣は当時から人気の茶壺作家として知られ腕前も確かで、裴石民も陶芸の基礎を学び「第二の陳鳴遠」と呼ばれるほどの腕前を身につけていきました。
 
その後、江蘇陶芸会社が創立され、汪生義、程寿珍と共に技師として招集され技術指導を行っていると裴石民の技術力の高さは周りに広がっていきます。
当時、師匠の江祖臣は人気の陶芸家で、上海の商人達は依頼した作品がなかなか仕上がらない事から、弟子である裴石民に目をつけ、作品の制作を依頼するようになりました。
仕事が忙しくなってきた裴石民は上海に呼ばれ拠点を移し、制作活動を始めるとその名は瞬く間に広がり、亡くなるまでその人気は衰えませんでした。

裴石民年表


1892年 中国・江蘇省宜興で生まれる
1899年 私塾へ通う
1907年 江祖臣に師事する
1944年 様々なシリーズ作品を制作する
1954年 陶芸仲間7人と紫砂作業場を創立する
1955年 政府より「五蝠蟠桃壶」の称号を授与される
1960年 紫砂技術工場で研究と設計を担当する
1968年 脳卒中を患い下半身不随になる
1976年 84歳で逝去

1892年 中国・江蘇省宜興で生まれる

1899年 私塾へ通う

1907年 江祖臣に師事する

1944年 様々なシリーズ作品を制作する

1954年 陶芸仲間7人と紫砂作業場を創立する

1955年 政府より「五蝠蟠桃壶」の称号を授与される

1960年 紫砂技術工場で研究と設計を担当する

1968年 脳卒中を患い下半身不随になる

1976年 84歳で逝去


裴石民代表作


『狮球』
『狮灯』
『狮座』

『狮球』

『狮灯』

『狮座』


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