白磁は白い素地と鉄分のない植物灰と高陵石から精製された透明釉薬を掛け、高温の還元炎で焼き上げて作る中国を代表する白色の磁器の事です。
560~570年の北斉の時代に作られるようになったと言われています。
そして、隋の時代には生産が盛んになり、唐の時代に入ると多くの窯が作られ、白磁は北部で作られるようになりました。
晩唐・五代から北宋にかけて白磁の名窯として知られた「定窯」や北宋から今日まで変らずに陶器を造り続けている「磁州窯」
が中国白磁の中心と言われています。
清の時代からは各地で製造されるようになり、一般の日用品として広く普及しました。