黄君壁は中国・広東省広州に生まれた書画家です。
本名は「韫之」で、字(あざな)は「君翁」「君璧」です。
幼少時代から絵画を好み、学校では中国画と洋画を研究しました。
卒業後は画家の李瑶屏に師事し、中国画を学びます。
その後、国内外の山水の有名な場所へ出向き、写生を続け、
山水・人物・花鳥を主に作品を制作し続けました。
特に、晩年に描いた山水画は特に評価が高いといわれています。
また教育家としても知られており、広州私立美術学校、
中央大学芸術学部、国立芸術専門学校で教師をし、
台湾の師範大学芸術学部で教師・学部主任を務めあげ、
後進の育成に尽力しました。
古来の技術に囚われず、洋画の優れたところを中国画に織り交ぜ、
活発な生命力と鮮明な個性溢れる作品を作り出しました。
1899年 生まれる
1914年 学校で中国画と洋画を研究
1919年 李瑶屏に師事
1922年 楚庭美術院で洋画を研究
1923年 初めての個展を開催
1927年 広酒私立美術専門学校の教師・教務主任を務める
1937年 国立中央大学芸術学部の教師を担当
1941年 国立芸術専科学院の教師を担当
1949年 台湾の博物館の審査員を担当
1955年 中国文芸の展覧会で金賞を受賞
1968年 ニューヨークの大学での展覧会で金賞を受賞
1991年 92歳で逝去
黄君璧画集
黄君璧作品选
黄君璧书画集