玉器とは新石器時代後期の良渚文化時代に
長江という大河の下流で発達していた物です。
主に、翡翠(軟玉)に彫刻を施した器の事をいいます。
器以外にも装身具・腕輪・耳飾り・かんざしなどにも
古来から使用されています。
日本だと翡翠と聞くと緑色という印象がありますが
中国では緑色よりも白色の翡翠の方が人気が高く、
軟玉よりも高い「硬玉」よりも高価で取引されています。
玉器の「玉」とは、美しい石(宝石)の総称で、
中国の玉の工芸品の中で重要な位置を占めています。
古来から翡翠は珍重されていた事から
「玉」は翡翠の意味としても使われていたそうです。
玉器として有名な作品は「白菜」というもので
翡翠の白色と緑色がうまく混ざった石を
白菜に見立てて制作されたものです。
現在は台北故宮博物館に保管されています。
器
かんざし
腕輪
指輪
耳飾り
首飾り