果物の種や殻に彫刻をした芸術品の事です。
主にオリーブ、サクランボ、桃、梅などの種やくるみの殻などが使われています。
特にオリーブの種は核彫刻の材料として最適なのですが、親指ほどの大きさしかないので、彫りの技術は難しく、技術を継承できる者が少ないそうです。
そのため現在では機械で彫られたものが作られるようになり、手彫りのものはより一層価値が高くなりました。
核彫でもっとも多い題材は舟の作品で、その次に花鳥や草花となっています。
また最も古い装飾技法は、種の表面に文字を陰刻するもので、宋の時代から作られていたようです。