五彩は無職透明に近い釉薬をかけて焼かれた磁器の上に赤、藍、黄、紫、金、などの絵具で色々な文様を描いて、再び800℃前後の低温で焼き上げる陶器のことです。
五彩とは5つの色を使って制作しなければいけないということではなく、多くの色を使うためこう呼ばれています。
そのため色絵磁器とも呼ばれています。
中国の景徳鎮窯(けいとくちんよう)では、様々な種類の五彩磁器が作られ世界中に輸出されました。
中でも明末期~清初期の頃では天啓赤絵(てんけいあかえ)、色絵祥瑞(いろえしょんずい)、南京赤絵(なんきんあかえ)が有名です。
日本にもその技術は伝わっており、有田や九谷などで作られており、現在でも人気があります。