陳逸飛は中国・浙江省鎮海区に生まれた油絵家・実業家・映画監督です。
1965年に上海美術専門学校(現在の上海大学美術学院)を卒業後、
独自に技術を高め、60~70年代には「黄河颂」「占领总统府」「踱步」
などの優秀な油絵作品を創りだしました。
1980年にはアメリカへ留学し、
ニューヨークで油絵に従事して創作を続け、
ワシントン、ニューヨーク、日本などで展覧会を開催し
世界各国から高い評価を得ました。
中国国内でのオークションにも意欲的に参加し
その作品は高価で取引されていたそうです。
写実を得意とし、中国の伝統的技術を見事に発揮するその作風は
当時の油絵家の中でも才能が抜き出ていました。
1946年 生まれる
1965年 上海美術専門学校を卒業
1980年 アメリカへ留学
1983年 ニューヨークの画廊で個展を開催
1985年 ワシントンで個展を開催
1989年 日本で個展を開催
1990年 日本で個展を開催
1992年 上海へ帰国しアパレルブランドを創立
1993年 自叙伝の映画を発表
1995年 映画「人约黄昏」がカンヌ映画祭に入選
1996年 上海・北京・イギリスで個展を開催
1998年 フランスで個展を開催
1999年 映画「逃往上海」と「上海方舟」を発表
2000年 パリ王室の花園での展覧会の為に彫刻・塑像を制作
2005年 59歳で逝去
【塑像(そぞう)とは】
粘土などで作った、彫刻の原型となる像。
黄河颂
占领总统府
踱步