泥人形は中国各地でみられる泥を原料とした人物や動物の形をした置物です。
貧しい生活を送っていた農民が家族を養うために、身の回りにあった泥を固め、暖炉や日干しで固め彩色を施し、食べ物と交換するために作られてのが始まりです。
泥人形は天津の「泥人張」と江蘇省の「恵山泥人形」の2つの流派に分かれています。
「泥人張」は写実的で人物の喜怒哀楽の表情がとてもリアルに表現されているのが特徴です。
「恵山泥人形」は明の時代から作られている歴史あるもので、丸みのあるかわいらしい形が特徴の子供をモチーフにした美しい色彩が特徴です。
現在では、小さいものが多く作られておりコレクション要素が高いため、世界中から注目されている工芸品です。