創業年:1830年
創業者:ボーム兄弟
創業地:スイス(ジュネーブ)
1830年、16世紀半ばから時計の下請け製造を生業としてきた創業者一族のボーム兄弟が、オリジナル時計ブランドを創業。
「完璧なもののみを受け入れ、最高品質の時計だけを作る」という理念を掲げ、1840年にはレピンヌ・キャリバーを搭載した薄型懐中時計を開発するなど技術力の高さを知らしめた。
1920年、創業家の三代目でビジネスマンとしても優れていた時計師ウィリアム・ボームと、芸術愛好する実業家ポール・メルシエがパートナーシップを組み、社名を現在の「ボーム&メルシエ」に変更。
1930年代に、世界初となる長方形型の腕時計を発表して注目を集め、94年に角形時計の火付け役となる「ハンプトン」を発表。
1996年、クラシカルな丸型に回帰した「クラシマ」、98年にはスポーツタイプのクロノグラフ「ケープランド」などの人気モデルを打ち出す。
現在でも、180年の伝統を誇る最高品質を追求する技術力と、革新的で時代をリードするデザイン性によって、世界の時計ファンを魅了し続けている。