創業年=1904年
創業者=ルイ・シュワブ
創業地=スイス(ムーティエ)
1904年、ルイ・シュワブによりスイスのムーティエに設立された時計ブランド。
当初は置時計の分野で先駆的な役割を果たし、約350人の従業員を擁する「SWIZAブランド」として大きなシェアを獲得していた。
創業者が没すると、娘の一人が夫のベンジャミン・ボーグリと共に「SWIZAブランド」のためのクロックや時計のダイヤルを作るための工場を設立。ベンジャミンの息子ジャックが経営を引き継ぐと、ダイヤルを世界中のメーカーに供給するワールドワイドなビジネスへと発展させる。
時を経て、ジャック・ボーグリは自身のルーツへの回帰を決意し、時計の完成品の製造を開始。スイスで最大のポケットウォッチメーカーへと発展した。
ボーグリファミリー4代目のフランソワ・ボーグリが経営に就くと、「時代や流行を超越した」機械式時計の製作に着手。数年後にオルゴール付の機械式ポケットウォッチを完成させた。
2006年にはオルゴールムーブメントを搭載した機械式腕時計を発表。オルゴールはスイスの名門リュージュ社製を使用し、クラシカルなデザインの中に熟練の技術を集約した。
2009年、クラシック音楽とモダンデザインの融合を目指したレクタンギュラーモデル「グランドフェスティバル」を発表。シャープで直線的なデザインによって、同社が築き上げたミュージック・リストウォッチの歴史に新たな風を吹きこんだ。