創業年=1785年
創業者=フィリップ・デュボワ
創業地=スイス
デュボワ社の歴史は古く、正式に時計製造会社として登録されたのは1785年。当時から地道な製作を続け、その歴史に残る時計達は現代においても秀逸なセンスで人々を魅了している。その製品は世界中の博物館に保管されている。現在はコレクター向きの希少価値のある限定生産時計やドイツ市場へ向けたクロノグラフを主体として製造。とくにクロノグラフは、ドイツで最も有力な時計雑誌「UHREN」において、様々な価格帯の時計に対する「GOLDEN UNRUH」を3年連続で受賞している。
世界限定799本販売の「リバーストノー」は、搭載ムーブはFEF社製で、1930年代に製造されたムーブメントをジャッケ社が改良。手巻、19石、40時間パワーリザーブインジケーター、ムーンフェイズ付で、コート・ド・ジュネーブ仕上げが美しく、現代ではたいへん珍しいトノー型のムーブを搭載している。裏面はシースルーバックになっており、風防と共にサファイアガラスを使用。リューズには人工黒ルビーが装飾されている。
また非常に高級感のある上品なデザインの「COMOR」(コモール)は、フィリップ・デュボワが所有するブランド。デュボワは約15年程前にCOMORを買収。COMORは当時アンティークのムーブや珍しいデザインで知られており、そのイメージがデュボワとよく似合っていたので、現在でも特別なリミテッド・エディションの時計を出すときは"COMOR" を使用している。この時計は1930年代のアールデコデザインをイメージして製作。パワーリザーブとビッグデイトの付いた珍しいもので「1928年の建築士」という名前が付いている。