創業年=1951年
創業者=エルヴィン・バーンハイム
創業地=ブラジル
1951年、モンディーンは、「Frank & Bernheim」という時計の輸入販売を業務とする会社としてブラジルで設立され、1954年に社名を「モンディーン」に改名。1960年代になって、スイス・ビベリストに時計製造工場を建設し、時計メーカーとして出発した。
その後、スイス国鉄と独占契約を結び、駅構内モンディーン時計が設置されることになった。この「スイス国鉄オフィシャル鉄道ウォッチ」のベースとなっているのが、1940年代にスイス国鉄のエンジニア兼デザイナーでもあったハンス・フィルフィカーが開発した「スイス レイルウェイ ステーションクロック」。駅長の発車信号灯をモチーフにした赤いドット付き秒針が印象的で、現在、スイス国鉄駅3,000ケ所以上で目にすることができる同ウオッチは、"Stop To Go機能"を搭載。スイス国鉄の正確な鉄動運行を象徴する時計として世界中の人々に、その精度の高さをアピールした。
腕時計では、「EVO」シリーズや、「シンプリィエレバント」シリーズなどが人気であるが、近年では、一流のデザイナー、建築家、アーティストとのコラボレーションウォッチも発表。サンフランシスコ近代美術館の設計で知られる高名なスイスの建築家、マリオ・ボッタによる「マリオボッタ for モンディーン」、バウハウスの教師として知られる、ヨハネス・イッテンへの敬意を表現した時計「HOMAGE TO JOHANNES ITTEN」、アーリング・アンダーソンとスティーン・クリスチャンセンによって開発された「ピクトウォッチ」などを発表している。