創業年=1832年
創業者=オーギュスト・アガシ
創業地=スイス(サンティミエ)
1832年、オーギュスト・アガシがスイスのサンティミエに時計組立工房を建てたことをきっかけとして、1866年に甥のアーネスト・フランシロンがレ・ロンジン村に製造から組み立てまで一貫生産する工場を設立し、社名を「ロンジン」と改めて発足した名門時計ブランド。
創業同年、ロンジン初のポケットウォッチがパリ万博で銅メダルを受賞。その後も歴代の万博で受賞を重ね、28個の金メダルと10回のグランプリを獲得し、上品でシックなデザインと高い技術力を世界に示した。
1896年、ギリシャ・アテネで開催された第1回オリンピックの栄えあるオフィシャルタイムキーパーを担当し、スポーツの分野にも活躍の場を広げる。
高性能・高機能モデルは冒険家にとっても頼もしいアイテムで、北極探検を成し遂げたアプルツィ侯爵、北極海の島々を巡りカナダ領土を広げたベルニエ船長は両者ともロンジンのクロノを愛用していた。
1927年、ツェッペリン飛行船が世界一周を果たしたとき、飛行中のナビゲーションはロンジンの時計に頼っていた。
大西洋単独無着陸横断飛行に世界で初めて成功したチャールズ・リンドバーグは、自らの経験を活かして「アワーアングルウォッチ」を共同開発した。
近年では原点回帰を推し進め、エレガントなクラシカルモデル「ドルチェヴィータ」や、緻密な伝統デザインをほどこした「マスターコレクション」を展開。
伝統の技術とデザインに最新機械を搭載し、さらなる進化を遂げている。